泉はる&カワイイ選抜がパラスポgirlを応援する、non-noの連載「パラスポgirlに会いたい!」。今回は2020年東京オリンピックを目指す、パラ・パワーリフティング界のホープ、森﨑可林さんにフォーカスしました。
【パラ・パワーリフティングって?】
下肢障がいの選手によるベンチプレス。男女別、体重別に行われ、障がいの種類や程度による区別はない。各選手3回ずつ試技を行い 、3名の審判による判定で成否を判断する。体全体がのるベンチプレス台は、下肢の障がいでも力が発揮できるよう下半身をベルトで固定できる設計。
はる 今日森﨑さんが上げたのは50kg。女子一人分ってこと!?
森﨑 でも世界記録は私の階級で140.5kg。まただまだなんです。
はる 強い選手ってムキムキ?
森﨑 実はそうでもなくて。自分なりの上げやすいフォームを見つけたり、コツをつかむのが大事ですね。
川手 森﨑さんがパワーリフティングを始めてからまだ1年半。もともとは水泳選手だったんですよね。
森﨑 はい。それも奇跡みたいな出会いで。学校で二人の先生から、アスリート発掘事業に参加しないかと声をかけられたんです。参加したその会場でパワーリフティングの理事長に声をかけられて、競技を転向することにしました。その時初めて20kgから30kgまで挑戦したんですか、バーベルを上げた瞬間にスカーッて爽快感が体を巡ったんです!
川手 すぐにできたなんてすごい!
森﨑 左右のバランスをとる力は水泳のおかげだと思います。
はる 試合はどんな雰囲気なの?
森﨑 すっごい派手ですよ。会場にガンガン音楽が流れていて、アナウンスで盛り上げてくれるんです。
川手 わー♪ 楽しそう!
森﨑 秒の試技の中に緊張・爆発 ・歓喜のドラマがあるといわれているスポーツ。見ているだけでハラハラを味わえるはずです。2020年の東京はもちろん、2024年も視野に練習しているので、ぜひ応援よろしくお願いします!
はる 絶対に応援に行きます!
(後編に続く)
【プロフィール】
森﨑可林さん
もりさき・かりん●滋賀県在住の16歳。生後3か月で脊髄動静脈瘻を患い足に障がいを負う。幼少期から水泳に取り組み、パラ・パワーリフティングに転向したのは2017年。
【ノンノwebサイト】
撮影/斎藤大嗣 ヘア&メイク/大島清子(Lila) スタイリスト/前田涼子 取材・文/松山梢