東京パラリンピックに向けて飛躍が期待される注目の若手パラアスリートにMNMが直撃取材!
vol.1
今井大湧 TAIYO IMAI × 宮沢氷魚 HIO MIYAZAWA
宮沢 今日は一緒にプレーさせていただけて光栄でした!
今井 こちらこそありがとうございました。かなりラリーが続いてびっくりしました。本当に初めてですか?(笑)
宮沢 野球をやっていたのでスポーツは得意なのですが、こんなにハードだとは……。最後のスマッシュは見えませんでした。気がついたらシャトルが足もとに落ちてて(笑)。
今井 面白さを体感していただけて僕もうれしいです。
宮沢 今井選手とバドミントンの出会いを教えてください。
今井 友達から誘われて。この腕は生まれつきですし、周りからも特別扱いされなかったのでみんなと同じ感覚でやってきました。両手を使うサーブは最初苦戦しましたが、それ以外は一般の方々と変わらないです。なぜ自分がこうなんだろうとふと考えることはありましたけれど、だからといって自分やバドミントンが嫌いになることは一度もなかったですし、障がいをハンデと感じたこともありません。
宮沢 パラリンピックをめざそうと思ったきっかけは?
今井 昔はその舞台に立つイメージは持っていなかったのですが、パラバドミントンが東京パラリンピックの正式競技になったことで、周りのすすめもあり挑戦したいなと。
宮沢 もちろん目標はメダル! ですよね。
今井 自分としてはまだまだですけれど、幸せなことに日本体育大学という国内屈指の強豪で日々練習ができているので、3年後に向けてレベルアップしていきたいですね。
宮沢 すごい施設ですよね。ちょっとうらやましいです。
今井 バドミントンに集中できる環境ですね。
宮沢 パラリンピック以外に今後の目標はありますか?
今井 まだパラバドミントン人口が少ないので、僕らのプレーを見てどんどん増えていってほしいなと思います!
【プロフィール】
今井大湧
パラバドミントン
1998年8月11日生まれ、愛知県出身。175㎝・62㎏。愛工大名電高校を経て日本体育大学に入学。先天性の上肢障がいを持ちながら、小学校時代にバドミントンを始めて以来、高校までバドミントン部に所属しながら健常者と同じフィールドで活躍。現在はパラバドミントン強化指定選手として東京パラリンピックをめざす。
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Photos:Takemi Yabuki[W] Composition & Text:Kai Tokuhara