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2019.05.28 OUR PASSION パラ陸上 PR
佐藤智美(パラ陸上・短距離)

#7「何事も諦めず、100mの日本記録保持者であり続けたい!」
パラ陸上(短距離) 佐藤智美選手

パラ陸上・女子短距離種目の視覚障がいクラスにおいて、国内屈指の実力者として知られる佐藤智美選手。常に笑顔を絶やさないポジティブな姿勢が印象的な彼女だが、その内側に秘めているのは「速く走る」ことへの無限の探究心だ。

写真提供/日本パラ陸上競技連盟

 

── 佐藤さんは陸上競技とどのように出会ったのですか?

 

地元の小学校を卒業後、中学から福島県立盲学校に進学しました。そこで2年生のときに、東北地区の盲学校文化大会に出場し、優勝できたことが陸上を始めたきっかけですね。小学校の頃は運動をしていなかったのですが、その大会で「私ってこんなに速く走れたんだ」と新しい可能性に気づくことができました。

 

── 陸上を始めて、世界を意識し始めたのはいつ頃ですか?

 

高校1年生の頃、初めて国体に出場したときに当時200mの日本記録を保持していた選手と同部屋になりまして、その方から世界の大会についてのお話をいろいろとうかがったんです。そこからですね。日本の代表選手として世界の大舞台で走りたいという気持ちが少しずつ芽生え始めました。

 

 

── 2014年に地元・福島の東邦銀行陸上競技部に所属されましたが、そこからかなりレベルアップされたそうですね。

 

以前から福島大学の川本和久監督(東邦銀行陸上競技部で兼任監督を務める)とご縁がありまして、世界で戦うためにもう一度基礎からしっかり学びたいと思い東邦銀行に入行しました。私は右目が見えないため、フォームがどうしてもずれがちでした。しかし腹筋の弱いところを重点的に強化するなど、コーチの指導によって体幹をうまく使って走れるようなトレーニングを取り入れたことで、今ではそのずれを少なくして走れるようになりました。

 

── 佐藤さんが主戦場とする100m、200mはスタートしてから一瞬で結果が出る競技ですが、走っている十数秒の間でいちばん充実感を感じる部分とは?

 

走っているときはとにかくゴールまで駆けぬけようと必死なのでそのような余裕はありません(笑)。でも稀に、すごくスピードに乗っていることを自覚できることがありまして、そういうときは「ああ、飛んでるなー」ってなります。

 

── 来年の大舞台に向けてじわじわギアが入ってきている段階かと思いますが、ここから本大会までの期間、どのように練習に取り組んでいきたいですか?

 

本大会では200mがないため100mに絞ってチャレンジすることになります。その分出場権を得るためにはより狭き門を突破しないといけませんので、自分の走りの土台というものをもう一度しっかり作ることを心がけています。例えば脚を高く上げるとか、体幹を意識するとか、基礎的な練習を積み重ね、身体に染み込ませていくことが何よりレベルアップに繋がると思っています。

 

 

── 佐藤さんが日々の「挑戦」で最も大切にしていることは?

 

何事も諦めずに最後までやり遂げること、そして感謝の思いを忘れずに競技を続けること、でしょうか。こうして陸上競技を思いっきりやれているのは、監督、コーチ、トレーナー、職場の皆さんなど、支援してくださっているたくさんの方々のおかげですから。その思いを大切にしていきたいです。

 

── 来年以降もまだまだキャリアは続いていくと思います。将来に向けての陸上競技者としての目標とは。

 

可能な限り、100mの日本記録保持者であり続けることが私の夢ですね。それと、競技に取り組みつつも自分がこれまでやってきたことをしっかり後輩たちに伝えていきたい思いも強いです。視覚障がいがあっても、これだけ速く走れるのだということをいろんな形で発信していきたいです!

 

 

PROFILE

さとう ともみ●サントリー チャレンジド・アスリート奨励金 第1期〜5期対象
1990年2月28日生まれ、福島県二本松市出身。未熟児網膜症による視覚障がいによって中学から福島県立盲学校に通い、そこで陸上と出会う。以来国内外の様々な大会で活躍。2017年の世界パラ陸上競技選手権大会で100m・7位、200m・6位に入賞し、2018年はジャパンパラ競技大会の100mで優勝、アジアパラ競技大会では100m・4位。現在100m・T13クラス(視力が0.03〜0.1)の日本記録保持者(12秒95)。2014年より東邦銀行陸上競技部に所属。

 

 

SUNTORY CHALLENGED SPORTS PROJECT
サントリー チャレンジド・スポーツ プロジェクト
www.suntory.co.jp/culture-sports/challengedsports/

 

Photos:Takahiro Idenoshita Composition&Text:Kai Tokuhara

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