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2022.08.13 車いすバスケットボール 皇后杯 皇后杯 第31回日本女子車いすバスケットボール選手権大会 椎名香菜子 西村葵 小島瑠莉 郡司渚名
女子車いすバスケットボール

史上初! カクテルが7連覇の偉業を達成! 皇后杯 女子車いすバスケットボール選手権

8月6、7日、グリーンアリーナ神戸で女子のクラブ日本一決定戦「皇后杯 第31回日本女子車いすバスケットボール選手権大会」が開催された。各予選プールをトップで勝ち上がり、決勝に進出したのはカクテル(近畿ブロック)とWing(関東ブロック)だ。Wingがカクテルを破って優勝した2010年以来の両チームの対戦となった決勝では、今年6月の「あじさい杯」での雪辱を果たす形で、カクテルが58–37で勝利し、史上初の7連覇に輝いた。MVPにはマルチなプレーで優勝に大きく貢献した柳本あまねが選出され、嬉しい初受賞となった。そのほか3位決定戦では、SCRATCH(東北)が九州ドルフィンを59–39で破り、5、6位決定戦ではパッション(四国)がELFIN(関東)に43-20で勝利を収めた。

カクテルが7連覇の偉業を達成

勝敗を決定づけた第1、3Qでの攻防

東西3チームずつに分かれて行われた予選プール。カクテルとWingは、いずれも連勝し、前評判通りの強さを見せてトップ通過した。カクテルは17回目、Wingは2010年以来11回目となる決勝進出を果たした。
 
決勝戦でまず、流れを引き寄せたのはカクテルだった。岩野博ヘッドコーチ(HC)が「出だしから走れていて、これまでで一番良かった」と評した第1Q、カクテルは先発5人全員が得点し、早くも試合の主導権を握りつつあった。一方のWingは、高いラインから仕掛けてくるカクテルの攻撃的なディフェンスに苦戦。特にいつもならスピードとシュート力で打開するエースの椎名香菜子のプレーが影を潜めたことが、チームが波に乗れない要因となっていた。結局、椎名は第1Qは無得点に終わり、6−13とダブルスコアとされた。

カクテルの強固な守備に苦戦した椎名香菜子(右)

これはカクテルにしてみれば理想通りの展開だった。2カ月前のあじさい杯の決勝でWingに敗れた際、椎名の速攻で失点を重ねて勢いに乗せたことが最大の敗因に挙げられていた。そのため、今回は椎名の速攻を防ぐためにセーフティ(オフェンスからディフェンスに切り替わった際、相手に速攻にいかれないようにすること)を徹底したのだ。

 

しかし、Wingもこのままでは終わらなかった。第2Qでは石川理恵が得意の3Pシュートを決めると、椎名にもようやくこの試合初得点が生まれた。さらに椎名の機転の効いたアシストから財満いずみ、鈴木百萌子も得点を挙げるなど、Wingらしさが出始めた。19–27となんとか1桁差で試合を折り返した。

 

試合が大きく動いたのは、第3Qだった。前半の流れを変えたかったというWingはチーム一高さのある鈴木を一旦ベンチに下げた。一方のカクテルは、再び第1Qの先発メンバーが登場。すると約6分もの間、カクテルの独壇場となった。網本麻里、北田千尋のハイポインター陣に加えて、柳本も3Pシュートを決めるなど次々と得点し、一気に突き放した。途中で鈴木をコートに戻したWingは、終盤には椎名が3Pシュートを決めるなどして対抗するも、第3Qの前半に無得点に封じられたことが最後まで大きく響いた。

 

第3Qで44-25と大きくリードしたカクテルは、第4Qの後半はベンチメンバーを起用し、全員出場を達成。それでも得点差は縮むことはなく、58-37で快勝。最後まで戦う姿勢を見せたWingだったが、カクテルの牙城を崩すことはできなかった。

 

日本一の多彩なディフェンスと豊富な選手層

史上初の7連覇を達成し、通算11回目の優勝を飾ったカクテル。新たに加わった力は、大きくは二つあった。

 

一つは、ディフェンス力の強化だ。カクテルといえば、これまではオールコートでのマンツーマンプレスディフェンスがチームの最大の強みとされてきた。しかし、今回は新たにシャドウディフェンスを導入。一気にハーフコートに下がらず、フロントコートから3Pラインの間で5人でラインを作りながら後ろに下がり、少しでも相手の攻撃時間を少なくするという戦術のディフェンスだ。

 

岩野博HCによれば、決勝ではカウント(得点)した場合はシャドウディフェンス、ノンカウント(得点できずに相手にディフェンスリバウンドを取られる)の場合はプレスディフェンスとしていたのだという。さらに、メンバーが変わった時にはハーフコートのディフェンスに切り換えるなど、ディフェンスのバリエーションが豊富だった。そのため、Wingはアジャストするのが用意ではなかったに違いない。

 

二つ目は、選手層の厚さだ。数年前までカクテルは他チームと比較しても人数が少なく、固定メンバーが40分間フル出場することも珍しくはなかった。しかし、コロナ禍の間に若手が台頭し、ベテランが加入するなどして現在は女子クラブチームでは全国で最も大所帯のチームとなった。なかでも、2019年の女子U25世界選手権に出場した本田季海に続いて、今回が皇后杯デビューとなった高校1年生の西村葵や中学2年生の小島瑠莉といった若手が成長してきたことが大きい。若手、中堅、ベテランとバランスが取れたチーム体制となったことで、今大会では予選プールでは全員でプレータイムをシェアし、主力がフレッシュな状態で決勝に臨むことができたことも大きかったに違いない。

 

今大会もまた、カクテルの強さに綻びは見られなかった。それどころか、さらにレベルアップし、他を寄せ付けない圧倒的な力を手に入れつつある。傍から見れば盤石のようにも思えるが、岩野HCは決して手綱を緩めるつもりはない。

「来年の皇后杯に向けて、またリセットしてチームを作り直していきたいと思います」

 

岩野HCが就任した当初から掲げてきた“10連覇”まで、あと3つ。果たしてどこまで記録を伸ばすことができるのか。眩いカクテル光線に輝く道は、まだまだ続きそうだ。

 

スポットライトを浴びた急成長中の若手選手

さて、今大会では勝敗のみならず、各チームに現れた若手選手も注目を集めた。なかでも急成長の姿を見せたのが、中学2年生の小島(カクテル)だ。実戦デビューとなった今年6月のあじさい杯では、まだ遠慮がちなプレーが目立ち、チームの先輩から檄が飛んでいたが、公式戦デビューとなった今大会では試合で初めてという3Pシュートを決めるなど、生き生きとプレーし、積極的にゴールに向かう姿が見受けられた。

カクテルの小島瑠莉は中学2年生。本大会で目覚ましい成長を見せた

その小島について、岩野HCはこう評する。

「だいぶシュートに自信を持ち始めたようで、得点することに貪欲になってきたなと感じています。スピードがある上に、きちんと車いすを止めて遠い距離からのシュートを高確率に決めるので、相手もジャンプアップしづらいんだと思いますよ。またレイアップも3Pも、小島は右でも左でも打てるというのも強み。ディフェンスでは相手のプレーの読みはまだまだのところがありますが、それでもスピードがあるのでしっかりとついていけています。ポジションの取り方も上手いですし、あとは体に力がついて、経験を積めば、楽しみな選手の一人であることは間違いありません」

 

Wingとの決勝では、第2Qで主力に混じってスタートでコートに立った。残念ながら得点を決めることはできなかったが、14歳で国内最高峰の決勝のステージに立った経験は大きい。日本代表候補に名前が挙がってくるのも、そう遠くないはずだ。

 

また、3位のSCRATCH(東北)では22歳の郡司渚名が、3位決定戦でスタメンに抜擢されるなど活躍。昨年12月に車いすバスケットボールを始め、SCRATCHに加入したのは今年5月という郡司だが、飲み込みが早く、プレーする姿も様になっている。もちろん技術的な面では荒削りな部分が多いが、大きな期待が持てる選手の一人だ。

急成長中のSCRATCH所属郡司渚名も注目を集めた

女子日本代表の指揮官でもある岩野HCも、印象に残っている若手として郡司の名を挙げた。

「どの選手も伸びしろがあって期待できる選手ばかりなので、特に誰というわけではないですが、強いて一人挙げるとすれば郡司ですかね。車いすバスケを始めて5カ月で基本的なスキルもまだ身につけていない中で、あれだけの走力と身体能力を見せているのはすごいなと。ゆくゆくはリバウンドに強い選手になるんじゃないかなという印象を受けました。体をフルに使ってボールをもぎ取るような力強いプレーというのは、今の日本代表にはいないタイプなので、そういう部分でも期待しています」

 

この他にも全国で若手が急成長している。2025年には女子U25世界選手権の開催が予定されており、皇后杯での活躍をきっかけにさらなる飛躍を期待したい。

写真・ 文/斎藤寿子

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