「2018車いすバスケットボール世界選手権大会」がついにスタート! 日本代表の活躍ぶりをドイツ・ハンブルクからいち早くレポートします。
日本-ブラジル
1Q 12-8
2Q 13-21
3Q 19-18
4Q 17-22
計 61-69
予選リーグ1位通過をゲーム前に既に知っていたシンペーJAPAN。方や対戦相手のブラジルはリオパラリンピックで5位ながら今予選では2連敗。勝ち星に恵まれないもののなんとか1勝をと意気込んで第3戦を迎えていた。複雑な思いがゲームに反映したのかシンペーJAPANにいつものような戦い方が見られず、立ち直ることもなくズルズルと試合終了。課題の残る予選リーグ最終戦となってしまった。
「…いいところもあったんですが結果的に流れがつかめなかったです。コートにいた時ももちろん感じたんですが、不利な局面を打開していかないと、流れを引き寄せられないですし、ベスト4以上を掴むためにも、予選リーグは3勝して勢いに乗って決勝トーナメントに進みたかっただけに残念です。ブラジルが強かったというよりも、日本がやろうとしてることができなかった。それに尽きますね。負けたことで、引き締まったと思います。明日からは負けたら終わり…今日の反省を生かして次に向かいたいと思います」(写真3枚目)
「これまでは全体のバランスを気にしすぎて、自分のプレーができていなかったと感じていました。ブラジルはプレスが効くチームなので、今日は自分の出番が増えるぞと切り替えて試合に臨みました。ディフェンス面では40分間、自分たちのやるべきことを意識してできていたんですが、フィニッシュのシュートが入らなかったですね。うまくコンタクトを取って、そのタイミングで一番ホットな選手にシュートを打たせるようなコンビネーションができると、悪い流れになっても断ち切れるんですが…これも経験ですね。予選リーグは全勝で行きたかったですけど、1位通過したという誇りをもって決勝トーナメントを闘います。ベスト4という目標に向かって、毎試合ベリーハードワークしますよ!」(写真4枚目)
「既に1位通過はわかっていての戦いだったけど、気持ちの余裕や油断、過信がないようにと選手たちには伝えてたんですが…。やはり戦術的にも何が何でも勝つとか、そういうゲームじゃないので難しさはありましたね。明日からは決勝トーナメント。我々のやるべきこと、やりたいことを継続していきます。プランは変えません。まだオフェンスの軸が見つけれないけれど、今日で全員使いましたし、本番に向けて感覚は掴んでくれたと思うし、準備はできたかなと。拓也(古澤)の3ポイントですか(9分の0)…入ったり、入らなかったり…それがバスケットボールです」(写真5枚目)
text&photo by チームリアル