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2022.12.23 車いすバスケットボール 古崎倫太朗 塩田理史 北九州チャンピオンズカップ 国際車いすバスケットボール大会 渡辺将斗 小山大斗 谷口拓磨 小川祥汰 徳丸煕
第19回北九州チャンピオンズカップ 国際車いすバスケットボール大会

自信も悔しさも、すべてを飛躍の糧に。「次世代強化指定選手」たちの2日間

12月16、17日の2日間、北九州市立総合体育館で「第19回北九州チャンピオンズカップ 国際車いすバスケットボール大会」が開催された。近年、同大会は日本の男子ジュニア世代にとって貴重な国際大会の経験の場となっている。今大会にも現役高校生3人を含む22歳以下の若き選手たちが日本代表として出場。東京2020パラリンピック代表5人を擁する韓国の強豪チームと対戦した。経験値の全く違う格上の相手にも短期間でしっかりと成長の跡を見せた若き精鋭の姿を追った。

将来有望な若き12人の選手たち

格上相手にチャレンジ精神で気概を見せた次世代

今大会に出場した日本代表は、パラリンピックを目指すトップ選手たちの後に続く「次世代強化指定選手」で構成されたフレッシュなチーム。12人のうち8人が、今年9月に日本車いすバスケットボール界初の金メダルに輝いた男子U23世界選手権のメンバーだった。とはいえ、いずれも国際大会の経験は少なく、特に世界選手権メンバー以外の4人はいずれも初となった。

 

一方、韓国は今年5月に民間企業によって設立された「COWAY」というチームが来日した。紹介記事には「プロスポーツチーム」とあり、おそらく日本でいうアスリート雇用された選手たちで結成されているのだろう。いずれにしても、オ・ドンスク(2.0)やキム・ホヨン(3.0)といった長い間韓国代表の主力としてプレーしているベテランを含め、東京パラリンピックに出場した選手5人を擁する強豪。若き日本代表にとっては、厳しい試合になることが予想されると同時に、これほどの相手との対戦は貴重な機会とも言えた。

格上とも言える韓国チームと果敢に渡り合った

結果は、第1戦は35-76、第2戦は40-65と連敗を喫した。しかしこの2試合の内容は全く違っていた。第1戦は緊張していたという選手が多く、特に前半は自分たちのしたいバスケットをすることができなかった。それでも後半になると、緊張が解け、相手のプレーやスピードにも慣れてきたことで、徐々に好プレーが増えていった。

 

そのいい流れを継続するかのように、翌日の第2戦ではスタートからディフェンスが機能し、5人中4人が東京パラメンバーという韓国のスターティング5を苦しめた。さらにオフェンスでも4人が大会初得点、そのうち3人は今回が国際大会デビューの選手だった。結果的に勝つことはできなかったが、経験値の差を考えれば、内容的には多くの成果と収穫があったのは日本の方だったと言えるだろう。

 

今大会の狙いについて「事前合宿でやってきたことを韓国相手にどれだけ出せるか。とにかくチャレンジし続けること、そして第1戦よりも第2戦には必ず成長することが最大のテーマ」と語っていた藤井新悟ヘッドコーチも、選手たちをこう称えた。

 

「チャレンジしなければ、自分は何ができて何ができないかすらわからない。それを知ることが今大会の最大の目的でもありましたので、とてもいい大会になったと思います。スキルも経験値も何一つ日本が上回るものはありませんでした。ただ、声を出すことだったり、準備をすること、情熱を出していくことなどは自分たちでもできること。ベンチも含めて、その部分で韓国を上回ろうという気概が見えました。得るものの大きさで言えば、韓国よりも日本の方が大きかったように思います」

 

“後輩”から“先輩”の存在へ。チームのけん引役を務めた塩田と古崎

東京パラリンピックに出場し、すでにトップ選手として活躍する鳥海連志、赤石竜我、髙柗義伸、そして彼らと同じハイパフォーマンス強化指定選手として2024年パリパラリンピックを目指す代表候補となっている宮本涼平。金メダルに輝いたU23世界選手権で主力だったこの4人が不在だった今大会、キャプテンを務め、チームをけん引したのが塩田理史(3.0)だ。

キャプテンを務めた塩田理史(右)と藤井新悟ヘッドコーチ

17年のU23世界選手権アジアオセアニア予選に出場し、高校生の時から将来を嘱望された若手の一人。今年のU23世界選手権では、5年前は個人的事情で辞退した本戦への出場を叶え、4人とともに全試合で先発に抜擢。主力としてチームに大きく貢献した。

 

その時に副キャプテンだった塩田が、今大会はキャプテンに任命された。U23世界選手権では、どちらかというと“聞き役”だった塩田だが、今大会では円陣の中でメンバーに話しかける姿が目立った。立場や環境が人を育てるとはよく言われるが、塩田もその例に漏れない。決して目立つわけではないものの、静かなトーンでチームメイトに話しかける姿からは頼もしさが感じられた。

 

そしてオフコートリーダーとしてキャプテンを支え、チーム随一のシューターとして活躍したのが、古崎倫太朗(2.5)だ。もともとシュート力のある選手として注目されてきた古崎は、17年U23世界選手権には最年少の16歳で出場。当時はベンチを温めることが多かったが、今年のU23世界選手権では初戦で日本を逆転勝利に導くなどシックスマンとして活躍した。

 

今大会では先発として出場し、塩田とともに後輩たちをけん引した。特に磨きをかけてきたシュート力を遺憾なく発揮。第1戦では35得点中23得点、第2戦では40得点中16得点を挙げ、2日間で3本の3Pシュートを決めて観客を沸かせた。さらにタイムアウトがかかるたびに、円陣でひときわ大きな声を出してチームメイトを鼓舞していたのも古崎だった。

 

「今までずっと自分が最年少という立場でしたが、いつの間にか若い選手が入って来て、自分もだんだんと上の年齢になってきています。これまでは沢山の先輩から声をかけてきてもらったので、それをそのまま今、自分がやっているだけのこと。特別なことは何もしていないです」と古崎。コート内外で彼の存在が際立った大会だった。

 

日本車いすバスケ界の至宝“高3トリオ”に大きな期待

今大会のメンバーには10代が3人いた。渡辺将斗(4.0)、小山大斗(3.5)、谷口拓磨(2.0)の“高3トリオ”だ。そのうち渡辺は唯一、今年のU23世界選手権に出場。プレータイムは少なかったが、コートに立つと自信を持ってスピードを生かしたプレーを披露。公式戦デビューとなった予選リーグのカナダ戦では少ないチャンスをモノにして初得点を挙げた。

成長著しく、飛躍が期待される“高3トリオ”。左から小山、谷口、渡辺
成長著しく、飛躍が期待される“高3トリオ”。左から小山、谷口、渡辺

今大会では第1戦ではベンチスタートだったが、第2戦では先発に抜擢された。その理由について、藤井HCはこう述べた。

 

「強化合宿に参加した回数自体、他のメンバーと比べても少ないにもかかわらず、成長の角度がものすごく高い。こちらが言ったことを一つひとつ真摯に取り組んでいるからこそだと思うのですが、そういう姿を見てスタートで起用したいと思いました」

 

一方、初めての先発出場にさすがに試合前はやや緊張気味だったというが、コートに立った時にはその緊張もなくなっていたという渡辺。前日には決められなかったシュートを、この日は3本入れて6得点。それでも浮き足立つことなく、試合後にはこう反省の弁を述べた。

 

「得点を決められたことは嬉しかったのですが、ディフェンスの部分でベースラインを割られたりしたので、修正をしてこれからもっと良くしていきたいです」

 

渡辺と同じく無得点に終わった前日の雪辱を果たしたのが、谷口だ。何度もリングに跳ね返されながらも、ゴールに向かう姿勢を崩さなかった谷口。4Qの終盤、ついに得意とするミドルシュートを決めると、彼の気持ちを代弁するかのように日本ベンチが沸いた。

 

しかし、渡辺同様に谷口もまた、得点シーンよりもディフェンスでの課題を挙げた。前日の第1戦では視野の広いディフェンスを見せていた谷口だったが、それに比べると第2戦では甘さが出てしまったという。

 

「今後チームの練習でも修正をして、また次にこういう機会があれば、ディフェンスをしっかりと頑張りたいと思います」

 

2人と同じくシュートを持ち味としている小山も、第1戦に続きこの日も果敢にゴールを狙い続けた。しかし、プレータイムが少なかったこともあり、結果的には無得点で大会を終えた。

 

「昨日シュートを全部落としてしまったので、今日こそは絶対に決めるという気持ちで試合に臨んだのですが、決めることができなかったのでとても悔しいです」と小山。それでもチームテーマの通り、最後まで挑戦することをやめなかった。こうした経験の一つ一つが糧となり、飛躍のきっかけとなるはずだ。

 

渡辺、谷口、小山は、次のU23世界選手権(25年)の対象年齢でもあり、同世代をけん引する存在として大きな期待が寄せられている。お互いに刺激し合い、切磋琢磨しながら、成長していくことだろう。

 

また、今回が国際大会デビューとなった小川祥汰(4.0)や徳丸煕(1.0)も得点を挙げるなどして活躍。徳丸は韓国代表のベテラン、オ・ドンスクからターンオーバーを奪うなどディフェンスでも好プレーを見せた。そのほかの選手も、静けさが目立った前日から一転、第2戦ではベンチから「自分たちが声を出して盛り上げていこう!」という声が聞こえるなど、大きく成長。そんな若き精鋭たちにとって今大会での経験は大きく、喜びは自信に、悔しさはステップアップへのエネルギーとなったに違いない。成長著しい彼らから今後も目が離せない。

写真・ 文/斎藤寿子

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