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2021.03.16 陸上競技 パラカヌー パラトライアスロン 瀬立モニカ
パラアスリート オンライン対談 Vol.3

土田和歌子(車いすマラソン/パラトライアスロン)×瀬立モニカ(パラカヌー) 東京都出身アスリートが語る「地元開催への思い」と「一流アスリート論」

土田和歌子選手(左)と瀬立モニカ選手(右)=Kayak Club 島武文さん撮影

 

パラリンピックを目指すアスリート同士の対談企画。第3回は、パラリンピックで日本人史上初の夏冬金メダルを獲得している土田和歌子選手と、成長著しいパラカヌー界の若きエース瀬立モニカ選手。2人は東京都出身同士という同郷の仲でもある。2016年リオパラリンピックの選手村で同部屋だったことがきっかけで親交が深まったという2人に、知られざる競技の重要ポイント、そして生まれ育った街で開催される東京パラリンピックへの思いなどについて訊いた。

 

――「はじめまして」の場が、5年前のリオパラリンピックだったそうですね。お互いの印象は、どんな感じだったのでしょうか。

 

土田和歌子(以下、土田) もちろんモニカちゃんの名前も存在も知っていましたので、リオで同部屋になると知ってからは、会えるのを楽しみにしていました。ただ、私は最終日の車いすマラソンだけにエントリーしていたので、大会の後半に現地入りしたんです。ですので、モニカちゃんのいる部屋に後から入るという感じだったのですが、イメージしていた通りの若さと明るさがあって、目もキラキラしていたことを覚えています。それと、当時モニカちゃんは19歳。私も初めてパラリンピック(1994年、冬季リレハンメル大会)に出場したのが同じ19歳でしたので、とても親しみを持ちましたし、応援したいという気持ちになりました。

 

瀬立モニカ(以下、瀬立) 私にとって和歌子さんは、自分がパラリンピックを目指し始めた頃から、女性の日本人パラリンピアンの代表的存在でした。そんなすごい方と同部屋になるなんて、とても恐れ多い気がしていて、期待と不安とが入り混じった気持ちでいたのですが、実際にお会いしたらメチャクチャすてきな方でした。お母さんのように包み込んでくれる大らかさを感じたのを覚えています。それとアスリートとしても学ぶところは多かったです。一番記憶にあるのは、部屋でのトレーニングしている姿。ローラーの上でレーサー(競技用車いす)を漕いでいる和歌子さんの目がかっこよくて、これぞアスリートというオーラの大きさには度肝を抜かれました。「これがパラリンピックなんだ、これがパラリンピアンなんだ」と、心に強く刻み込まれた瞬間でした。

 

――東京パラリンピックは、東京都出身であるお二人にとってはまさに地元開催の大会です。8年前、13年9月にお二人の生まれ育った東京でオリンピック・パラリンピックが開催されることが決定した時は、どんなお気持ちでしたか?

 

瀬立 その時はケガをして3カ月という時期で、病院のベッドの上で東京オリンピック・パラリンピックの決定を知りました。もともとスポーツが好きで、ケガをする前は水泳やバスケットボール、カヌーなどをやっていたのですが、当時はケガをして車いす生活となった自分がスポーツをするということは考えられていませんでした。自分の生活をどうしていこうかということで頭がいっぱいだったので、東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定したと聞いても、正直「そうなんだぁ」くらいにしか思えませんでした。ましてやパラリンピックを目指すなんてことはまったく想像すらしていなかったので、他人事のようにテレビのニュースをぼーっと眺めているだけでした。ただその翌年にパラカヌーでパラリンピックを目指すとなった時には、東京パラリンピックのパラカヌーの会場が生まれ育った江東区だということを知って、「絶対に出たい」と強く思いました。

 

土田 私は当時、東京オリンピック・パラリンピックの招致活動にアンバサダーの一人として関わっていましたので、当日はパブリック・ビューイングで関係者やアスリート、一般の方たちと一緒に結果を祈るようにして中継を見ていました。「Tokyo」という声が聞こえてきた瞬間に、みんなで喜びをわかちあったのを覚えています。私自身も、それまでは7年後のパラリンピックに出場するというところまでは考えられていなかったのですが、決定した瞬間に震え立つものがあり「地元開催のパラリンピックに出たい!」という気持ちが沸いてきました。

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取材・文/斎藤寿子

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