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2022.07.23 ブラインドサッカー LIGA.i リーガアイ パペレシアル品川 川村怜 菊島宙 園部優月 齊藤悠希

ブラインドサッカーの新リーグ「LIGA.i」がスタート。「新たなステージへの挑戦」

日本のブラインドサッカーがまた、新たな歴史を刻んだ。さらなる競技力向上や競技の普及、魅力の発信などを目的に今季から新設されたトップリーグ、「LIGA.i(リーガアイ)」が7月18日、静岡県浜松市の浜松アリーナで開幕したのだ。


「一つ先の、新リーグはじまる。」のキャッチコピーが表現するように、従来の地域リーグや日本選手権とは異なる、競技力や競技普及への貢献活動など一定の参加条件をクリアした、“トップチーム”のみが出場できるリーグだ。
 
今季は出場資格を満たした4チームが参加し、9月までの全3節にわたって総当たり方式で優勝を争う。有料イベントとしての開催も国内のリーグ戦では初の試みとなる。
 
大会名の「LIGA.i(リーガアイ)」だが、「LIGA(リーガ)」はブラインドサッカーの発祥地、スペインで「リーグ」を表す言葉であり、「i(アイ)」にはintensity(競技性)、influence(興行性)、integrity(組織性)の頭文字に加え、関わる一人ひとりの主体性を表す「i」などさまざまな意味が込められている。
 
主催する日本ブラインドサッカー協会(JBFA)の塩嶋史郎理事長は大会開会式で、東京パラリンピックを経てパラスポーツの注目度が高まっている今こそ、「パラスポーツの限界を越えていかねばならない。日本のブラインドサッカーが新たなステージへ挑戦するときがきた」と新リーグ創設への思いを語った。

 

川村怜がゴール第1号

新たな挑戦の第一歩となった開幕試合は神奈川県を本拠とするbuen cambio yokohamaと東京都のパペレシアル品川が対戦した。両チームとも一歩も譲らない熱戦を展開し、好パフォーマンスには客席から拍手やどよめきが沸き起こった。スコアレスで迎えた後半2分、パペレシアル品川が東京パラリンピック日本代表主将でもあるエース、川村怜のゴールで先制弾を決め、そのまま逃げ切って1-0で勝利を手にした。

記念すべきリーグ初ゴールをたたき込んだ川村は、「歴史的な初得点ができたし、静岡の観客に生の試合を見ていただけたことがうれしい」と笑顔を見せた。

 

「ブランドサッカーは目の見えない選手たちが体を張ってボールを奪い合うという迫力があるし、(視覚を閉ざした)選手と(目の見える)ゴールキーパーやガイドと協力し合うダイバーシティ(多様性)を体現している」と競技の魅力を訴え、無観客開催だった東京パラでも「多くの人にテレビで見てもらえたが、やはり生で迫力ある試合を見てもらうことが一番。協会の尽力でこのような歴史的なリーグができてうれしい」と新リーグを歓迎。

 

パペレシアル品川の小島雄登監督は、「開幕戦で選手も緊張していたが、しっかりゴールを決めて勝ち切れてよかった。自分たちらしく戦えた」と振り返った。

 

次戦は本拠、品川区での開催となる。川村は「勝利につながる迫力ある熱い戦いを見せたい」、小島監督は、「チームが地域の誇りとなる存在になれるようにやっていきたい」と意気込んだ。
 

女子代表の菊島が2ゴールの活躍

第2試合は埼玉県がホームの埼玉T.Wingsが東京都のfree bird mejirodaiを2-1で下した。前半3分、free bird mejirodaiが東京パラ代表の園部優月のシュートで先制するも、同8分に埼玉T.Wingsが女子日本代表エースの菊島宙(そら)のシュートで追いつく。さらに同15分、菊島が2点目を加え、2-1で前半を終える。後半はさらに激しい攻防となったが、両チームとも無得点に終わった。

ブラインドサッカーは国際大会では男女別だが、国内リーグは男女混合で行っている。菊島は「(相手の)フリーバードは男子日本代表メンバーも多く、体幹も強いので、(あたって)吹っ飛ばされることも多かったが、なんとか2点取れてよかった」と声を弾ませた。

 

女子の競技人口は世界的にもまだ少ない。菊島には自身が活躍することで女子選手を増やしたい思いがある。有料試合は「プレッシャーもあるが、女子でもできると伝えたいし、観客に『SNSなどで広めたい』と思わせるようなレベルの高いプレーをお見せしたい」と力を込めた。

 

来年8月には第1回の女子世界選手権を控える。「LIGA.iで優勝し、11月のアジア選手権、来年の世界選手権で日本が1位になれるように頑張りたい。(海外の)大きな人に止められないよう、体幹も鍛え、細かな切り替えしの技術なども高めたい」と高い目標を見据える。

 

なお、今リーグではチームへの順位に応じた賞金のほか、大会を通したMVPや得点王といった個人賞も授与される。各試合では「Player of the Match」が選定され、今節では川村と菊島がそれぞれ受賞。塩嶋理事長からクリスタル製の盾が贈られた。
 

障害者と晴眼者、相互にプラスの効果

今節と第2節ではタイ代表チームを招へいし、エキシビションマッチも組まれている。この日はbuen cambio yokohamaが対戦し、女子日本代表コーチでもある齊藤悠希が前後半に1本ずつシュートを決め、2-0でタイ代表に勝利した。

斎藤は、「相手の情報が全くない難しい試合だったが、得点できてうれしい。仲間がボールをつないでくれて、すばらしい会場で観客に見てもらえたおかげ」と感謝した。

 

ブラインドサッカーは国際大会では全盲選手が対象だが、国内では弱視や晴眼の選手も出場できる。競技の普及や競技人口を増やすローカルルールであり、buen cambio yokohamaも7人中3人の晴眼選手が活躍する。斎藤は「国内屈指のプレイヤーたちで頼りにしている」と称えた。

 

国内のクラブチームが海外の代表チームと対戦できる機会は少ない。斎藤は「国内では見ないプレースタイルに驚いた。いい経験で新しい発見もあって楽しかった。今後、国内での試合に生かしたい」と収穫を口にした。

 

タイ代表は東京パラ出場後に主力数名が引退し、現在はチームの再編成中で、今回来日した10選手中4人は競技歴3カ月の新人だという。コンギアッ・コンデェンパイ監督は通訳を介し、「招待いただき感謝している。今は2年後(のパリパラリンピック)に向けた強化期間。今大会はチームとして経験を積む貴重な機会」とコメント。

 

タイも競技人口増には苦労しているそうで、「障害者と晴眼者をミックスさせたチーム作りはいいアイデア。今後、検討したい」。タイ代表にも良い気づきがあったようだ。

なお、タイ代表は第2節でパペレシアル品川と対戦する。
 

点でなく線としての継続を

JBFAの松崎英吾専務理事兼事務局長は、「東京パラ後に(活動が)尻すぼみになったと言われないようにと思っていた。LIGA.iをスタートでき、少し安心感を覚えている。大会を通じて障がい者と健常者が一緒に体験する機会を広げ、ピッチ外にもいい影響がつながっていくことを具現化する大会として、点でなく線としてつづけていきたい」と決意を示した。

 

演出にも工夫を凝らした。選手個人を覚えてもらえるよう、試合前や選手交代時に各選手の名前と顔写真が大型スクリーンで映し出すようにした。地道な取り組みだが、実際にプレーを見て、「あの選手が好きとお土産にしてもらえるといい」

 

ブラインドサッカーの大会開催実績がほとんどない浜松市での開幕戦を選び、「正直、集客には苦労した」と明かしたが、サッカー大国、静岡県のなかで共生社会実現に積極的に取り組む都市でもあり、「サッカーと障がい理解の相乗効果を狙った」という。

 

この日は少年サッカーの数チームなどを含む730人の観客が来場し、地元の高校生を含む、約100名のボランティアが運営を支えた。併催されたブラインドサッカー体験会も子どもたちを中心ににぎわいを見せた。浜松市は12月から来年2月にかけて実施する日本選手権の準決勝ラウンド(2023年1月22日)開催地にも決まり、「今後は浜松市を静岡県の拠点として新たなパラムーブメントを続けていきたい」と力を込めた。

 

なお、「LIGA.i2022」の第2節は7月24日、品川区立総合体育館(東京都品川区)で2試合とタイ代表とのエキシビションマッチが行われ、第3節は9月23日、フクシ・エンタープライズ墨田フィールド(東京都墨田区)で2試合が実施され、最終順位が決定する予定だ。

 

第1節ではパペレシアル品川と埼玉T.Wingsが勝ち点を得たが、他2チームも巻き返し、高いパフォーマンス連発で観客を魅了し、新リーグのさらなる盛り上がりに期待したい。

 

▼LIGA.i大会特設サイト

https://liga-i.b-soccer.jp/
▼観戦チケット

https://liga-i.b-soccer.jp/tickets

 

 

 

写真/小川和行・ 文/星野恭子

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