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2019.04.13 Sportiva バドミントン
対談  小林幸平×小倉理恵(ともにパラバドミントン)

東京で初代パラリンピック王者へ。パラバドミントンのトップクラス選手対談

東京2020パラリンピックのパラバドミントンで活躍を誓う小倉理恵選手と小林幸平選手

 

東京2020パラリンピックから正式競技になるパラバドミントン。障害に応じて6つのクラスがあり、それぞれの世界上位で日本人選手が活躍している。今回は、車いすの部でのメダル獲得が期待される男子の小林幸平選手と女子の小倉理恵選手(ともにブリヂストン)に、競技への想いやパラリンピックに向けた意気込みを語ってもらった。

 

───現在、パラバドミントンでは世界選手権とアジアパラ競技大会が二大大会とされています。昨年、インドネシアで行なわれたアジアパラ競技大会に小林選手は初出場を果たし、小倉選手はダブルスで銅メダルを獲得されました。東京2020パラリンピックに向けて、どんな手ごたえがありましたか?

 

小倉 パラバドミントンはアジアで盛んで、世界選手権より厳しい戦いになるんです。その強豪ぞろいのなか、アジアパラ競技大会でメダルが獲れたのは、ひとつの成果だったと思います。会場の『イストラ・スナヤン』はバドミントンの大会会場として歴史ある場所で、観客も大いに盛り上がります。パラバドミントンの試合で、そこまで盛り上がることはないので歓声にはビックリしました。

 

小林 すごかったですよね。耳をふさぎたくなるような、会場が揺れるような応援で、プレーしている選手が「ストップ」って一回止めるくらい。

 

小倉 私、インドネシアの選手とダブルスで戦ったんですが、すごいアウェーで(笑)。私たちがミスをすると「ワー!」って盛り上がってしまうので、やりにくかったです。でも、どんな環境下でもしっかり落ち着いて自分のプレーをしなきゃいけないなと、改めて思いましたね。やっぱりメンタルが大事だなと。

 

小林 そうですよね。僕は、人ってパラバドミントンでこんなに盛り上がれるんだな、人をこんなに熱くできるんだなっていうのも感じて。2020年に日本でもこのくらいの熱量を感じられるようになればいいなと思いました。

 

小林幸平(こばやし・こうへい)/1979年、福岡県朝倉市生まれ。 WH1クラス。同じパラバドミントン選手の妻・悦子さんと ともに東京2020パラリンピック出場を目指している。

 

───バドミントンは駆け引きの競技と言われます。その中で、シングルスは半面コートで行なわれますが、プレーする車いすの選手に求められるものは何ですか?

 

小倉 私たちは前後の動きが基本になります。障害によって身体を動かせる範囲が人それぞれ違うので、相手の動きをきちんと分析したうえで、相手の届かないところにシャトルを落としたり、逆に体に近いところに打ったり。自分が狙ったところにいかに正確に打つかがポイントになるので、ラケットワークの強化に励んでいます。

 

小林 僕はWH1という障害の重い方のクラスの中でも、あんまり状態のいいほうではありません。腹筋と背筋を使えないので、そこをカバーするには、自分に残っている残存機能をいかにうまく使うか、強化するかがカギになります。前後の動きの機敏な切り返しは腰回りの力や体幹が必要になりますし、後ろに追い込まれないようなチェアワークを意識しています。「後ろに下がって身体を反って打ち返してからの前への動き」は車いすならではなんですが、小倉さん、すごいですよね。

 

小倉 いやいや、そうですか? あ、でもたしかに腹筋の筋肉痛はすごいかも……。後ろに飛ばされたシャトルを打ち返そうとした時に、ラケットが床にガンってぶつかったりはしますね(笑)。

 

小林 それだけ身体を反ってるってことです。

 

 

───トッププレーヤーのおふたりですが、お互いどこが長(た)けていると思いますか?

 

小倉 幸平さんは分析力がすごいです。車いすのセッティングを含め、他の選手が気づかない動きなど、よく見られているなって思います。遠征先で他国の選手を見た時に、「いままでと違う」という気づきが早いんですよ。私も、「幸平さんの目から見て、どうですかね?」って相談させてもらうことがあります。全部の手の内は明かしていないと思うんですけど(笑)。

 

小林 自分に支障が出ない程度には、共有しています(笑)。やっぱりチームブリヂストンなので。ふたりとも勝ちたいな、強くなりたいなというのがあって。

 

小倉 うんうん。

 

小林 僕はバドミントンを始めて4年目。他の選手は20年とか、倍以上のキャリアを持っているんです。そんな人たちに勝つには、同じ練習量じゃもちろんダメだし、体育館にいない時にもどれだけバドミントンのことを考えられるかが大事だと思っていて。そのうち8割くらいは相手の分析をしているかもしれません。その準備がしっかりできていれば、調子が悪くても、もう一回気持ちを切り替えてできたりするので。小倉さんのすごいところは、さっきも言いましたが、ピカイチのチェアワーク! 世界でも女子の1、2位くらいの速さだと思います。

 

小倉 いやいや、そんな。

 

小林 パラバドミントンを知らない人でも、体育館に来て小倉さんを見ていると、「はぁぁ~」ってなる(笑)。それくらいのキレのよさとパワーを持っている。男子の僕から見てもすごい。あとはやっぱり、みんなを笑顔にするところですね。ムードメーカーみたいなところがあって。

 

小倉 ありがとうございます(笑)。2019年1月から代表選考にかかるポイントレースが始まって、日本チームのなかでもライバル関係が過激になって来るとは思います。でも、やっぱり国際大会に出て行ったらチームジャパンとして勝っていきたいという想いがあるので、そこはみんなで切磋琢磨して、最終的に日本として東京2020パラリンピックで活躍できればいいなと思っています。

 

小倉理恵(おぐら・りえ)/1986年、埼玉県生まれ。 WH2クラス。家族の応援と協力を受けて活躍している。 昨年10月のアジアパラ競技大会ではダブルスで銅メダルを獲得した。

 

───小林選手は妻の悦子さんもパラバドミントンのトッププレーヤーで、小倉選手はふたりの子どもを持つママでもあります。おふたりにとって、家族の存在はどういうものですか?

 

小倉 やっぱり子どもの存在はものすごく大きいです。ふたりともバドミントンをやっていて、いつも応援してくれています。下の娘は小学3年生で、まだ遠征に行く間の寂しさがあるみたいで、いま娘も私も葛藤しているところです。国際大会に出始めたころは表彰台に上がれませんでした。それが銅メダルを獲れるようになって、色が銀色になって……と、子どもたちに少しずつではありますが成果を見せられるのはうれしいことですし、一番のモチベーションになっています。

 

小林 うちは夫婦で同じ目標に向かっているわけですが、その中で悩んだ時に近くに相談できる人がいるというのは、自分にとってはありがたいことです。それに自分が競技者になってから、彼女がこれまで競技と家事を両立してくれていた大変さにも気づくことができました。

 

───競技を支えてくれる存在としては所属先もありますが、「ブリヂストンでよかった」と思うところは?

 

小倉 私は去年入社しまして、初めてブリヂストン所属として日本選手権に出たんですが、会社からたくさんの方が応援に来てくださって。ものすごく心強かったですし、すごくうれしかったです。

 

小林 僕は入社して11年目です。半日勤務して、半日練習という形です。競技を始めた頃は、活動費はすべて実費で、遠征に行くにもお金も休みも足りないという状況でした。思い切ってそれを上司に相談してみると、その上司がすぐに本社にかけあってくれて、あっという間に支援体制が整って。そのスピード感に、オリンピック、パラリンピックのワールドワイドパートナーであるブリヂストンのすごさとありがたみを感じています。

 

また、どこの国に行っても、所属先を言うとみんな知っていて、「やっぱりグローバルな会社なんだ」と実感します。そうすると責任を感じながらも、誇らしく思えて、自分の会社をもっと好きになりました。

 

 

───2020年、優勝者は初代チャンピオンとしてパラリンピックの歴史に名を刻むことになります。そこを目指すおふたりにとって、東京2020パラリンピックはどんな存在ですか?

 

小倉 未知の世界で戦々恐々としていますが、腹をくくって、向かっていくという気持ちです。ただ、逆にその強い想いに飲み込まれないように、一つひとつの大会に向かっていかなければ、と思っています。

 

小林 妻とは、2020年に向けて「夫婦で活躍できるようになるといいね」という話をよくしています。会社や周囲の人たちにサポートしていただいてここまで来たので、(東京2020パラリンピックは)みなさんに恩返しできる一番いい場所になると思っていて、そこでいい結果を残したいと思っています。個人的には東京2020パラリンピックの先もまだ頑張っていきたいと思っていて、ゴールではなく、通過点としての一歩をそこで踏めればいいなと思っています。

 

───最後に、読者へのメッセージをお願いします。

 

小林 パラバドミントンは他のメジャーなパラ競技と比べるとまだ知名度が低いスポーツですが、より多くの人に知ってもらい、感動させられるようなプレーができるように、またそういう人間になれるように頑張っていきたいと思っています。応援をよろしくお願いします。

 

小倉 パラバドミントンは車いす、立位、低身長のカテゴリーがあり、それぞれにプレーの特徴があって、駆け引きの仕方が違うのが魅力のひとつです。この障害の人たちはこうやってプレーするんだ、というようなところもみなさんの楽しみのひとつに加えられたらいいなと思っています。私個人としては、車いすのクラスでパラリンピック出場への切符をしっかり手にできるように頑張りますので、応援のほどよろしくお願い致します。

 

*本記事はweb Sportivaの掲載記事バックナンバーを配信したものです。

 


【Sportiva webサイト】

https://sportiva.shueisha.co.jp/

荒木美晴●取材・文 text by Araki Miharu   五十嵐和博●写真 photo by Igarashi Kazuhiro(人物) photo by JPBF AFLO(競技)

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