世界最高峰のパラアスリートに迫るWOWOWのパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ『WHO I AM』。東京パラリンピック開幕まで200日となった2月5日に、このシリーズの関連イベント『第7回 WHO I AMフォーラムLIVE』が開かれ、ライブ配信された。イベントは松岡修造さんがMCを務め、日本パラ競泳エースの木村敬一(東京ガス所属)、これまでのパラリンピックで計24個のメダルを獲得しているダニエル・ディアス(ブラジル)、カヌーでリオ大会優勝のカーティス・マグラス(オーストラリア)の3選手らが出演した。
今回、スポルティーバのリポーターとしてフリーアナウンサーの岡副麻希さんが、イベント会場の東京・新豊洲のWHO I AM HOUSE Powered by TOKYO GASを突撃取材。フォーラム後に、木村選手とMCを務めた松岡さんへのインタビューを行なった。
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フォーラムの様子は東京と海外選手がいるブラジル、オーストラリアをオンラインでつなぎ、WOWOW公式YouTubeチャンネルなどで生配信された。新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京パラリンピックが1年延期となった時の気持ちや、逆境の中で取り組んだチャレンジなどについてトークを展開。3人のトップアスリートがそれぞれの思いを語った。
昨年、延期の決定をトレーニング拠点のアメリカ・ボルチモアで聞いたという木村選手は、「国内の大会が中止になっていたので、パラリンピックも2020年の開催は難しいのではと考えていた。聞いた瞬間は『今年はゆっくりしようかな』と思いました」と、現状を受け入れ、切り替えができたと振り返った。
一方、連覇を狙っていたマグラス選手は「最初は気持ちをどう持っていけばいいのかわからないところがあった」と、モチベーションの維持に苦労した当時を回顧しつつ、「そんな時こそ楽しい瞬間や達成感を感じた瞬間を思い出して、ポジティブに持っていくようにしました」と、前向きにリスタートを切ったことを明かした。
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荒木美晴●構成・文 text by Araki Miharu 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto) かんだゆうこ●ヘア&メイク hair&make-up by Kanda Yuko 田名部敦士●スタイリング styling by Tanabe Atsushi