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2021.02.01 Sportiva 水泳 障がい者スポーツ全般 パラカヌー PR
WOWOW パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ 「WHO I AM」

メダル24個の最強スイマーも登場。日本のエースらと「プラスワン」を語り合う

パラリンピックでメダル24個の最速最強スイマー、ダニエル・ディアス(ブラジル) (C) WOWOW WHO I AM PROJECT

新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年8月に開催予定だった東京パラリンピックが2021年8月24日に延期となり、2月5日が開幕まで200日前となる。出場するパラアスリートたちは、この節目の日を迎えることで、大会までの道筋を改めて確認することだろう。

 

WOWOWでは世界トップクラスで活躍するパラアスリートたちに迫るパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」を16年より放送してきた。これまで32組の選手たちを放送してきたが、その中にこの東京大会で特に注目されている選手がいる。それが次の3人だ。

 

◆WOWOWパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」ウェブサイトはこちら>>

 

1人目が最速最強のスイマーと言われる、ブラジルのダニエル・ディアス。これまでのパラリンピックで計24個のメダルを手にし、そのうち金を14個も獲得した、まさに金メダルコレクターだ。

 

彼は先天性の四肢奇形で両腕と右足がない。幼いころには「(いじめにあって)学校で泣かされた日もあった」と言う。しかしダニエルはその境遇を力に変え、「幸せになってみせる」と決意。自分には何ができるのか、自分が輝けるものは何なのかを探し求めた。

 

そんな時、テレビでアテネパラリンピックの水泳を見て衝撃を受ける。これなら俺でも輝ける――。ようやく夢を見つけ、水泳をやり始めたのは16歳のこと。それから一心不乱に練習に励んだダニエルはわずか1ヵ月半で4泳法を習得するなど、瞬く間に成長した。ブラジル水泳代表監督マルコス・ロジョが初めてその泳ぎを目にした時に、「とんでもない才能だ。まさにダイヤの原石だ」とスイマーとしての素質を高く評価したほどだった。

 

そして水泳を始めて4年後、20歳の時に出場した北京大会で、100m自由形S5など4種目で金メダルを獲得。ブラジルの旗手を務めたロンドン大会ではなんと6種目で世界新記録を樹立し、同じ数の金メダルを首にかけた。さらに母国で開催されたリオ大会でも4個の金メダルを含む9個のメダルを獲得するなど、パラスポーツを代表するスーパースターとなった。

 

2人目がオーストラリアのカヌー選手、カーティス・マグラス。初めて出場したリオ大会で金メダルに輝いた世界ナンバーワンの男だ。

世界ナンバーワンのカヌー選手、カーティス・マグラス(オーストラリア) (C) WOWOW WHO I AM PROJECT

彼はオーストラリア陸軍出身という異色の経歴を持つ。06年に18歳で入隊すると、アフガニスタンに赴任。そして12年8月、最前線で任務についていた時に不運にも地雷を踏んでしまう。なんとか一命は取り留めたものの、両足を失ってしまった。誰でも絶望するそんな状況の中でもカーティスの心は折れなかった。「救助され運ばれているとき同僚に言ったんだ。『俺はパラリンピックに出るから必ず見てろ』って」。

 

体が動かせるようになると、すぐに義足をつけたリハビリを行ない、スイミングやウエイトトレーニングなどで基礎体力をつけた。そして14年からカヌーにチャレンジすると、同年に世界記録を塗り替えてしまった。そのわずか2年後のリオ大会では、見事金メダルを獲得。その後もカヌーにすべてを捧げてきた彼は、この東京大会で「前回王者として絶対に連覇したい」と意気込む。その雄姿をこの夏、目にすることができるはずだ。

 

3人目は日本期待の競泳選手、木村敬一。自由形・平泳ぎ・バタフライ・メドレーをこなすオールラウンダーとして世界の第一線で戦う、誰もが認める日本パラ水泳のエースだ。

日本パラ水泳のエース、木村敬一 (C) WOWOW WHO I AM PROJECT

木村は先天性の疾患により、2歳の時に視力を失ってしまう。それでも小学4年の時に水泳を始めるとすぐに頭角を現し、中学時代から国際舞台で活躍。高校3年の時に北京大会に初出場し3種目で入賞すると、続くロンドン大会で銀1個、銅1個を獲得する。

 

リオ大会では、「これまでにないくらい(練習を)やってきた」と自信を持って臨んだが、それでも悲願の金メダルには届かなかった。結果は、銀2個、銅2個。そのため木村はある決断を下す。知り合いもいない、英語もままならない状態で、練習の拠点を思い切ってアメリカに移した。すべては金メダルをその首にかけるためだ。「たくさんの方に迷惑をかけてアメリカに来たので、何としても速くならないといけないんです」。並々ならぬ想いを胸に彼はこの夏に向け猛特訓を続けている。

 

この東京大会でもメダルが期待される、ダニエル・ディアス、カーティス・マグラス、木村敬一の3人が出演するイベント『第7回WHO I AM フォーラム LIVE』が、パラリンピックまであと200日となる2月5日に開催される。

 

MCを松岡修造氏が務め、ゲストには3人のパラアスリートに加え、競泳オリンピックメダリストの松⽥丈志⽒が登場。「東京パラリンピックまであと200日。“プラスワン”にする年は始まっている」と題し、2020年を“失った1年”ではなく、“何かを得るための1年”と捉え、「〜2020 私たちのこれまで」と「2020+1 私たちのこれから」の2つのテーマでトークセッションを行なう。こちらの模様は、WOWOW公式YouTubeおよびTwitterで生配信され、アーカイブ化もする予定だ。

 

WOWOWの「WHO I AM」サイトでは、ダニエル・ディアス、カーティス・マグラス、木村敬一を始め、世界トップクラスの実力を持つパラアスリートの特集を見ることができる。無料配信中の映像は2016年~19年のシーズン1~4までの計32選手で、その中には車いすテニスの絶対王者・国枝慎吾や、日本のエース・上地結衣のドキュメンタリーもある。

 

これらパラアスリートの映像は、自らの境遇に悲観することなく、逆境を力に変えるストーリーばかりで、観る者の心に強烈なインパクトを与えてくれる。東京パラリンピックをより深く楽しみたい人はもちろん、自らの人生を見つめ直したい、未来に向けて一歩踏み出したい、そんな人にも有益な映像となるだろう。

 

◆岡副麻希さんが『第7回WHO I AM フォーラム LIVE』を直撃取材。その模様を2月中旬頃に公開!

 


【WOWOWパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」ウェブサイトはこちら】

https://www.wowow.co.jp/sports/whoiam/

PHOTO/(C) WOWOW WHO I AM PROJECT

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