「パラスポ+!」の連載をベースに、パラトライアスロン谷真海さんの東京2020パラリンピック挑戦を追ったノンフィクション『パラアスリート谷真海 切り拓くチカラ』が12月15日(水)に発売される。
大学時代に骨肉腫によって右足膝下を切断、その逆境を力に変えて、走幅跳でアテネ、北京、ロンドンのパラリンピック3大会に出場し、2013年には東京オリンピック・パラリンピック招致プレゼンテーションでの名スピーチによって一躍パラリンピアンを象徴する存在となった佐藤真海さん(当時)。その後、結婚&出産を経て、競技も走幅跳からトライアスロンに代えて、彼女は谷真海として再び夢の舞台をめざす。
自らの障がいクラスのパラリンピック除外、新型コロナウイルス感染拡大による開催延期……難局続きの東京2020パラリンピック挑戦を約2年半にわたって密着取材。谷さんが様々な困難や葛藤を乗り越えてきた過程を、レース本番や家族とのプライベートなど豊富な撮り下ろし写真とともに記録した珠玉のドキュメンタリーだ。
⾕さんの初著書『ラッキーガール」(集英社刊)から17年。その続編ともいえる本作は、東京パラリンピックで終わりじゃない「ダイバーシティ&インクルージョン」の実現に向けて、私たちみんなが一緒に考え、アクションを起こすきっかけとなるはず。
8月29日、お台場海浜公園で行われた東京2020パラリンピック・トライアスロン女子PTS5クラス。出場10人中、谷さんは最後のひとりだったが、大きな拍手に迎えられながら満面の笑顔でゴール。その感動のフィナーレがよみがえる1冊を、2021年の締めくくりにぜひお買い求めください。
『パラアスリート⾕真海 切り拓くチカラ』
編/著:徳原 海
2021年12⽉15⽇(⽔)発売 集英社刊
定価:1760円(税込10%)
A5判/128P
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https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-790067-5